【棋桜】気になっていた将棋対局プラットフォーム『棋桜』がリリースされたので遊んだ

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気になっていた将棋対局プラットフォーム『棋桜』がリリースされたので遊んでみた。

棋桜は、2026年6月に配信開始された将棋対局プラットフォームである。
iOS、Android、Steamで展開されている。

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雀魂やないか。

と口をついて出るが、些末な問題だ。

なお、私が実際にインストールしたのはSteam版で、各対局モードを10局ほど遊んだ。

将棋以外の部分はかなり雀魂

棋桜にはキャラクター要素がある。

キャラクターを入手し、アイテムをプレゼントして好感度を上げる。
好感度が上がるとボイスなどがアンロックされる。
対局で手に入れた通貨などを使って、アイテムを入手していく。

このあたりの構造は、かなり雀魂を参考にしているように見える。

特に好感度システムと、それに付随するアイテムの種類は、だいぶ見覚えがある構造になっている。
大丈夫かと思うくらいモロに感じる部分もある。

とはいえ、オンライン対戦ゲームとして考えると、この方向性自体は理解できる。

対局の外側にキャラクターや育成要素を置くことで、毎日少しずつ触る理由を作っているのだろう。
将棋だけを淡々と指すサービスではなく、将棋を中心にしたソーシャルゲーム的なプラットフォームを目指しているように見える。

ここが今後、棋桜ならではの味になっていくのかは気になるところだ。

対局演出は天下一将棋会を思い出す

将棋部分の演出は、以前ゲームセンターにあった『天下一将棋会』を思い出した。

駒を動かしたときのグラフィック的な演出やサウンドエフェクトは、かなり天下一っぽさを感じる。

個人的にはこの方向性は良いと思う。

かつて『将棋ウォーズ』が派手なエフェクトと短時間のルール、スマホへの対応で多くのプレイヤー数を確保して、現在の代表的な将棋対局プラットフォームになっている。

棋桜もそこに倣う形にしたいのだろう。
ただ、見た目が将棋ウォーズすぎると具合が悪いと考えて、別のところに寄せたのかもしれない。

私は自分で指す分には、画面が地味でもあまり気にならない。
しかし、オンライン対局サービスとして、またSNSや動画プラットフォームへ載せるときのことを考えると、キャラクターや演出を足して派手にしたい意味があるのだろう。

将棋への入り口を作るという意味でも、これくらいゲームっぽくして良いと思う。

棋桜覚醒は初心者向けとして面白い

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棋桜の真剣勝負モード以外には、棋桜覚醒というAIアシストアイテムもある。

棋桜覚醒を使うと、AIが次の一手を2択で提示してくれる。
これも天下一将棋会の鬼神瞑想を想起させる機能だ。

ここは将棋ウォーズとの差別化点でもある。

ウォーズの棋神アイテムは、使用すると自動で5手指してくれる。
一方で棋桜の棋桜覚醒は、候補手を2択で提示する形である。
つまり、自動で指してもらうというより、最後に選ぶのはプレイヤーという作りだ。

棋桜覚醒は、初心者がオンライン対局を始めるうえではありがたい機能だと思う。
対局中に候補手を出してくれる仕組みは、入口としてはかなり良い。
将棋を遊ぶ人を増やすなら、こういう補助機能はあっていいと思う。

ちなみに、棋桜覚醒に抵抗がある人は真剣勝負モードを選べばアシストはない。

秒読みありのルールを用意していることも含めて考えると、棋桜は将棋部分については比較的硬派に作ろうとしているように感じる。

見た目は派手に楽しく。
将棋の根幹部分は硬派に。

全体としては、そういう方針なのだろう。

リリース直後らしい粗さもある

リリース直後ということもあり、初日からバグっぽい挙動はいくつか見られた。
ただ、少しずつ修正されていっているようなので、ここは今後に期待したい。

段級位のランクについても、まだ各プレイヤーの対局数が足りないのか、低いランクに明らかに強い人が混ざっているように感じた。
これもサービス開始直後なら仕方ない。
時間が経って対局数が増えれば、だんだん適正なランクに分かれていくはずだ。

今の時点では、リリース直後の混沌も含めて楽しむくらいの気持ちがよさそうである。

ちなみに現状はプレイヤー数が多く、数秒でマッチングすることが多い。
もしマッチングしなくても、待っている時間に詰め将棋ができる機能がある。

世の対戦ゲームでは、マッチング待ちの時間をトレーニングモードなどで有効活用する機能はよくあるが、将棋では珍しいと感じる。

持ち時間+秒読みで遊べる場所として期待したい

個人的に棋桜に期待したい理由は、単に新しい将棋ゲームだからではない。

『将棋倶楽部24』がサービス終了してから、持ち時間+秒読みで気軽に遊べる場所は、人が分散している印象がある。

もちろん、『81Dojo』や最近話題になった『飛角』など、今でも秒読みありで遊べるサービスはある。
ただ、かつての将棋倶楽部24のような定番の場所がなくなった感覚はある。

そこに棋桜が入ってきてくれるなら、とてもありがたい。

キャラクター要素やガチャ要素は好みが分かれると思う。
雀魂っぽさも、正直かなり強い。

それでも、将棋を指す場所として人が集まるなら、それだけで価値がある。

まとめ

棋桜を触ってみた感想としては、かなり荒削りだが、期待したいサービスだった。

将棋以外の部分はかなり雀魂っぽい。
対局演出は天下一将棋会を思い出す。
棋桜覚醒は初心者向けの入口として面白い。
リリース直後なので、バグやランクの混沌もある。

ただ、将棋倶楽部24終了後のオンライン将棋環境を考えると、新しい対局プラットフォームが出てきたこと自体はうれしい。

今後、棋桜ならではの要素が増えていくのか。
そして、持ち時間+秒読みで遊べる場所として定着していくのか。

しばらく触りながら見ていきたい。